青蝶夢 *Ⅰ*
何も話さない芳野は、ただ
ひたすら、酒を飲み進める。
そんな芳野の頬に触れる
節々がしっかりとした
男性の指、手。
彼は、その手に力を込めて
自分の方を向くように
芳野の顔を動かす。
芳野の酒に酔った甘い瞳が
彼を見つめる・・・
薄っすらと赤い頬
蕩けるような眼差し
それは、まるで
誘っているように・・
「誘ってるのか
俺の事?」
「だったら・・・」
その声に、男性は驚いた顔
をした。
「君、男・・・なのか?」
「遣るの、遣らないの
どっち?
遣るなら
ここでキスしろよ」
ひたすら、酒を飲み進める。
そんな芳野の頬に触れる
節々がしっかりとした
男性の指、手。
彼は、その手に力を込めて
自分の方を向くように
芳野の顔を動かす。
芳野の酒に酔った甘い瞳が
彼を見つめる・・・
薄っすらと赤い頬
蕩けるような眼差し
それは、まるで
誘っているように・・
「誘ってるのか
俺の事?」
「だったら・・・」
その声に、男性は驚いた顔
をした。
「君、男・・・なのか?」
「遣るの、遣らないの
どっち?
遣るなら
ここでキスしろよ」