青蝶夢 *Ⅰ*
同じ顔
煙草に火をつけて一服をする
芳野に聞こえる伊吹の声
「カヤノ・・・」
煙草を灰皿に捨てる芳野。
「イブキ、そろそろ帰ろう
送って行くよ」
起き上がる伊吹・・・
そんな伊吹を見つめる芳野・・
「大丈夫か?」
伊吹は、芳野をじっと見つめる
逸らせない視線・・・
「何だよ
何か付いてるか?」
芳野が唇を手の甲で拭うと
赤い口紅がついた。
「ああ、これ
これは・・・・?」
お前は、言う・・・
「カヤノ、キスしていい?」
俺を見るな・・・
カヤノを見るように・・・
俺を・・・
伊吹の唇が、触れた。
芳野に聞こえる伊吹の声
「カヤノ・・・」
煙草を灰皿に捨てる芳野。
「イブキ、そろそろ帰ろう
送って行くよ」
起き上がる伊吹・・・
そんな伊吹を見つめる芳野・・
「大丈夫か?」
伊吹は、芳野をじっと見つめる
逸らせない視線・・・
「何だよ
何か付いてるか?」
芳野が唇を手の甲で拭うと
赤い口紅がついた。
「ああ、これ
これは・・・・?」
お前は、言う・・・
「カヤノ、キスしていい?」
俺を見るな・・・
カヤノを見るように・・・
俺を・・・
伊吹の唇が、触れた。