青蝶夢 *Ⅰ*
「それに、狭いベッドで
 二人で寝て、誤って床にでも
 落ちたりしたらどうする・・
 大変だろう
 
 ヒイロ、お前を
 避けてるわけじゃない」

私は、大きく息をついた。

芳野の想いが分かって
私は、ホッとする。

だけど・・・

どうしても

貴方の隣で眠りたい。

遮光カーテンのおかげで
二人は時間も忘れて眠りにつく

秘色の隣には、芳野が眠る。

そう、床に敷かれた布団の上で
芳野の腕に包まれて
 
私は眠る。

安心して眠る・・・
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