青蝶夢 *Ⅰ*
私は、夜の街を駆ける。
行く宛も無い。
ポケットから携帯を取り出し
飛鳥に電話をしようとした。
その手を止める。
『当分、逢わない
連絡してくんな』
私は、ただ歩く。
歩いて知らない間に、ここへ
来ていた。
そう、ここは
あの思い出の場所。
行く宛も無い。
ポケットから携帯を取り出し
飛鳥に電話をしようとした。
その手を止める。
『当分、逢わない
連絡してくんな』
私は、ただ歩く。
歩いて知らない間に、ここへ
来ていた。
そう、ここは
あの思い出の場所。