青蝶夢 *Ⅰ*
だけど・・・

伊吹は、この私を抱きしめて
『・・・行かないで』
と願った。

考えれば、考えるほど

分からなくなる・・・

分かる事は、あの嫉妬の瞳
から感じる

煮えたぎる熱い想い。

人が人を好きになるのに
男も女も関係ない。

人を愛する事は、とても
素敵な事。

誰かに愛される事は
自分の存在を認めて貰える
程に嬉しい事。

その対象が、男であり
女であっただけ・・・

一度、誰かを愛してしまったら
醒めるまで、思い続けてしまう
のが、愛・・・

その想いは、止められない・・
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