青蝶夢 *Ⅰ*
弱さ
この部屋を出て行く
茅野さんの、悲しい後姿が
私の胸を締めつめる・・・
食卓に並ぶ、料理
美味しそうな香りが漂う。
「ヒイロ、聞いてる?」
上着を脱いで、隣の椅子に
置く、芳野。
「えっ、あっ
ごめんなさい
何・・・かな?」
芳野は、私を
じーっと見つめる。
私は、その瞳から視線を
逸らしてしまう。
「あっ、サラダ・・・」
キッチンの冷蔵庫の前で
ドアを開ける私。
「俺の留守に
何かあったのか?」
茅野さんの、悲しい後姿が
私の胸を締めつめる・・・
食卓に並ぶ、料理
美味しそうな香りが漂う。
「ヒイロ、聞いてる?」
上着を脱いで、隣の椅子に
置く、芳野。
「えっ、あっ
ごめんなさい
何・・・かな?」
芳野は、私を
じーっと見つめる。
私は、その瞳から視線を
逸らしてしまう。
「あっ、サラダ・・・」
キッチンの冷蔵庫の前で
ドアを開ける私。
「俺の留守に
何かあったのか?」