青蝶夢 *Ⅰ*
「お前の場合は一方の同意だけ
で、足りるかもしれない
親父さんとは血が繋がって
ない訳だし・・・
それで、一度
役所に届けてみよう」
芳野は、私と子供の未来の為に
一生懸命に考えてくれている。
それなのに、私は
・・・なんて弱いの。
芳野は、自分の弱さを知り
自信を無くして俯く私の手を
取り、強く握り締めてくれた。
「ヒイロ?」
俯いたままの私の名を今度は
甘えた声で呼ぶ。
「ヒイロちゃん
腹、減っちゃったよ
飯、食わせて」
「いいよ
ご飯、いれるから
座って・・・」
「今日は、また
ごちそうじゃん」
で、足りるかもしれない
親父さんとは血が繋がって
ない訳だし・・・
それで、一度
役所に届けてみよう」
芳野は、私と子供の未来の為に
一生懸命に考えてくれている。
それなのに、私は
・・・なんて弱いの。
芳野は、自分の弱さを知り
自信を無くして俯く私の手を
取り、強く握り締めてくれた。
「ヒイロ?」
俯いたままの私の名を今度は
甘えた声で呼ぶ。
「ヒイロちゃん
腹、減っちゃったよ
飯、食わせて」
「いいよ
ご飯、いれるから
座って・・・」
「今日は、また
ごちそうじゃん」