青蝶夢 *Ⅰ*
私は、貴方を見つめて話す。
「意味も無く、歩いていたら
いつの間にか
あの場所に着いていて
・・・・・・
残念な事に、青い蝶は
どこにも見当たらなかった」
「ああ、もう、ずっと以前に
一軒家が壊されて
生前、祖母が大切にしていた
庭の花も全て刈られて
しまった」
「祖母って・・・」
「話してなかったかな?
あの、ボロ屋は
俺の祖父の家なんだ
その跡地に建てられた
あの、マンション
所有しているのは
俺の親父」
「意味も無く、歩いていたら
いつの間にか
あの場所に着いていて
・・・・・・
残念な事に、青い蝶は
どこにも見当たらなかった」
「ああ、もう、ずっと以前に
一軒家が壊されて
生前、祖母が大切にしていた
庭の花も全て刈られて
しまった」
「祖母って・・・」
「話してなかったかな?
あの、ボロ屋は
俺の祖父の家なんだ
その跡地に建てられた
あの、マンション
所有しているのは
俺の親父」