青蝶夢 *Ⅰ*
幸福の中
素敵な夢
お弁当を食べる箸を止めた
私に、伊吹さんは聞いた。
「ヒイロ
食欲、無いの?」
「はい・・・
ごめんなさい
せっかく、用意して
頂いたのに・・・
こんなに、残してしまって
でも、どうしても
喉を通っていかなくて・・
ごめんなさい」
綺麗なままのお弁当に、私は
蓋をする。
「貸せよ
いらないなら
俺が食ってやる」
「はい
ありがとうございます」
私は、食べかけのお弁当を
芳野さんに渡した。
「ありがとうでいいよ」
「ありがとう・・・」
芳野さんは、にっこりと
微笑んだ。
私に、伊吹さんは聞いた。
「ヒイロ
食欲、無いの?」
「はい・・・
ごめんなさい
せっかく、用意して
頂いたのに・・・
こんなに、残してしまって
でも、どうしても
喉を通っていかなくて・・
ごめんなさい」
綺麗なままのお弁当に、私は
蓋をする。
「貸せよ
いらないなら
俺が食ってやる」
「はい
ありがとうございます」
私は、食べかけのお弁当を
芳野さんに渡した。
「ありがとうでいいよ」
「ありがとう・・・」
芳野さんは、にっこりと
微笑んだ。