青蝶夢 *Ⅰ*
お言葉に甘えて
ベッドに、横になる私。

シーツは、太陽の匂い
がした。

私は、真っ暗な中
静かに、目蓋を閉じた。

微かに聞こえる二人の声。

笑い合う声・・・

ここは、今日初めて知った
ばかりの部屋。

枕が変わると、なかなか
寝付けないはずの私・・・

心から、安心して眠りに着く。

深い眠り・・・

ほんの少し、肌寒いと
感じた早朝

目を覚ます私は、驚く。

そう、私の隣に

彼が眠っている。
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