青蝶夢 *Ⅰ*
「幼い頃、好きだと
思った事もあったけど
今は・・・
分からない」
「じゃあ、分からないままで
いろよ・・・
イブキを、好きになるな
お前が傷つくだけだ・・・
イブキは、もう
アイツのもの
アイツだけの・・・」
「アイツって?」
「イブキの婚約者だよ
俺の姉
俺と、カヤノは
双子なんだ」
煙草の煙を、ため息交じりで
気だるく、吐き出す貴方の横顔
とても切なく
悲しい顔に見えた。
思った事もあったけど
今は・・・
分からない」
「じゃあ、分からないままで
いろよ・・・
イブキを、好きになるな
お前が傷つくだけだ・・・
イブキは、もう
アイツのもの
アイツだけの・・・」
「アイツって?」
「イブキの婚約者だよ
俺の姉
俺と、カヤノは
双子なんだ」
煙草の煙を、ため息交じりで
気だるく、吐き出す貴方の横顔
とても切なく
悲しい顔に見えた。