青蝶夢 *Ⅰ*
最後の電話
あれから私は、2時間近く
眠ってしまっていたようで
目覚めたら、時計は9時半
をさしていた。
ドアに手をかけた私に
聞こえる声。
伊吹さんの声の後に
芳野さんの声が聞こえた。
「俺も、行こうかなぁ
今日は予定無くて
暇だし・・・
お邪魔じゃないなら」
「ほんと、そうしてくれよ
お前が居てくれると助かる
お前の方が、色々
店、知ってるだろう?
俺、そういうの全く
無頓着だからな」
「カヤノに買い物、付き合わ
されてるんじゃないの?」
「アイツが行くところは
いつも同じ店」
「そうそう
そのお気に入りの店で
何時間も、悩み続ける女」
眠ってしまっていたようで
目覚めたら、時計は9時半
をさしていた。
ドアに手をかけた私に
聞こえる声。
伊吹さんの声の後に
芳野さんの声が聞こえた。
「俺も、行こうかなぁ
今日は予定無くて
暇だし・・・
お邪魔じゃないなら」
「ほんと、そうしてくれよ
お前が居てくれると助かる
お前の方が、色々
店、知ってるだろう?
俺、そういうの全く
無頓着だからな」
「カヤノに買い物、付き合わ
されてるんじゃないの?」
「アイツが行くところは
いつも同じ店」
「そうそう
そのお気に入りの店で
何時間も、悩み続ける女」