青蝶夢 *Ⅰ*
「あれでもない
これでもない
と悩んだ挙句、最初に
選んだ物を買って帰る
いつものパターン
あれだけは、本当
やめてほしい
時間の無駄」
芳野さんの声の後に
伊吹さんの笑う声が
聞こえる。
「もう、こんな時間か
そろそろ、ヒイロ起こすか」
部屋をノックする、音。
「ヒイロ、そろそろ」
ドアを開ける私。
「あっ、起きてたのか?
ヒイロ、おはよう」
「おはよう」
部屋のドアの前に立ったまま
の私。
伊吹さんは、微笑みながら
手招く。
「うまいコーヒー
淹れてやるから
こっちにおいで」
これでもない
と悩んだ挙句、最初に
選んだ物を買って帰る
いつものパターン
あれだけは、本当
やめてほしい
時間の無駄」
芳野さんの声の後に
伊吹さんの笑う声が
聞こえる。
「もう、こんな時間か
そろそろ、ヒイロ起こすか」
部屋をノックする、音。
「ヒイロ、そろそろ」
ドアを開ける私。
「あっ、起きてたのか?
ヒイロ、おはよう」
「おはよう」
部屋のドアの前に立ったまま
の私。
伊吹さんは、微笑みながら
手招く。
「うまいコーヒー
淹れてやるから
こっちにおいで」