不思議の国のアルス


「んな事気にしてたのか!
なんか悪かったなぁ、

無い胸触った所で
楽しくなかったろ?

もっと尻も胸も
でかかったら
楽しめたのにな!」

さっきとは一変。

シロンの大きな
笑い声が辺りに響きます。

「んな事言ってんじゃねえよ!
俺は事故でも、女の子の…
胸を…触る…なんてその」

「アルスは紳士なんだなぁ!
または童貞だなっ!」

「童貞言うなっ!」

さっきまで俯いてたアルスは
シロンの言葉で
ガバッと顔を上げました。



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