導花線の花種
個人的に、結構好きだったのは幼い頃の恋文の話とかですね。
最後のオチと、舟の上で手紙を開く女のシーンが好きです。

しかしあれではもう続編が作れない…orz
本当に最終回ですね。

死地に赴く斬九郎と蔦吉の最後のやり取りが良かったです。
傘を貸すだけだから返してくださいよと言う蔦吉から、斬九郎が傘を受け取らない…!
ふふ、ああいうのは大好物です♪
渡辺謙のコダワリが入ってたのでしょうかねえ…。

しかし随所でカメラワークがなんか不自然で見づらかったのは、これもやはり渡辺謙が監督やってたせいなのでしょうか(^^;)
あと、欲を言えば、あそこまで悲壮感の漂う構成にせずに、あくまでこれまでの斬九郎のどこか飄々とした世界観のストーリーを保ちつつ→ラストのあの衝撃シーンに繋がる話も見たかったなあ…とも思います。

たそがれ清兵衛みたいな、もうこの人は死ぬんだろうな、と思わせながら生還してしかもヒロインと結ばれるラストもたまらなく好きですが、こういう華々しく散る王道通りのラストもやはり良いですね。
また降りしきる雪の中に立ち尽くす蔦吉の美しいこと…!

堪能させて戴きました♪
いや~またこんな時代劇を見たいです。
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