導花線の花種
方言なのでがんす
山田洋次監督の、藤沢周平原作三部作。

もちろん導花線は「たそがれ清兵衛」がいっとう好きですが、他の二作も大好きです。
録画したやつを、家でも何度も見ています♪

純朴な古き良き日本の姿や、武士道という共通する信念を背負いながらも、それぞれ異なる芯の部分を持った三人の武士の生き様を描き出したストーリーも好きなのですが、

実はあの東北地方の「そうでがんす」とか「しぇば」とか「そうではありましね」とか…独特の方言がまた堪らなく好きでして。

地方藩の素朴な雰囲気を増してくれているような気が致します。

なので、藤沢周平原作の他の作品でも、映像化されているという話を聞くと「東北弁出てくるの?」と、ものっっっっ凄く期待してしまうのですが(^^;)

まだ見られていない「花のあと」とか…標準語ですよね、やっぱり(泣)。別に原作が方言で書かれているわけではないですしね。
あれは、山田洋次監督ならではなんでしょうねえ。

ちなみに、導花線が真田広之好きなこともあって清兵衛が一番好きなのですが、鬼の爪の正体など、戦いを描いた剣客ものとしては「隠し剣鬼の爪」も大好きです。

ああ、しかしいいなあ。
がんす♪

去年やってた大河ドラマの天地人も、東北(ちょっと違うか?)なんだから、こんな方言でやってくれたら良かったのに! とか思います。
龍馬は方言使ってるんだし…ってまあ、幕末ならともかく、戦国では現代と言葉が違いすぎて方言を再現するのは無理なのかもしれないですが。

そんなこんなで、藤沢三部作が好きな理由としては、あの方言で繰り広げられるドラマという部分も高いポイントだったりするのでした。
< 17 / 75 >

この作品をシェア

pagetop