導花線の花種
言葉遣いは確かに現代語ですが、恋口でも物の名前で昔の言い方が面白いなあ、と思うものに関しては「火珠(ひとりだま)」「草水(くそうず)」など注釈入りで使っています。
また、信長や家康などの歴史上の有名人の名前も、これは書面に残されている諱ですから、本当ならば当時の人間が口に出して呼んではならないものです。
そこで、恋口で登場人物たちの会話で話題に上った際も、信長ならば「織田上総之介」などの呼び名で書いています。
さて、言葉以外でも、江戸時代中期を描くのに気をつけたものに、お酒関係の小道具大道具の時代考証などがあります。
よく時代劇で、居酒屋に木の食卓と椅子があり、徳利に入ったお酒が運ばれてくるというアレ。
あれは幕末の光景です。
ちゃぶ台や食卓は西洋文明のテーブルの影響を受けたもので、元々日本にはありません。
また、あんな徳利も円士郎たちの時期には存在していません。
なので、円士郎たちは縁台に片胡座で座り、チロリで運ばれてきた酒を飲んだり、座敷では膳に乗せられた料理を食べながら銚子の酒を飲むという当時の光景にこだわって描いてみました。
恋口には出てきていませんが、峠の茶店やなんかもそうですね。テーブル的なものはまだない時代です。
本当は吉宗の時代もこんな感じなんで、暴れん坊将軍とかにちゃぶ台が出てくるのは時代考証的にはおかしいみたいなんですけどね(A^-^;
また、信長や家康などの歴史上の有名人の名前も、これは書面に残されている諱ですから、本当ならば当時の人間が口に出して呼んではならないものです。
そこで、恋口で登場人物たちの会話で話題に上った際も、信長ならば「織田上総之介」などの呼び名で書いています。
さて、言葉以外でも、江戸時代中期を描くのに気をつけたものに、お酒関係の小道具大道具の時代考証などがあります。
よく時代劇で、居酒屋に木の食卓と椅子があり、徳利に入ったお酒が運ばれてくるというアレ。
あれは幕末の光景です。
ちゃぶ台や食卓は西洋文明のテーブルの影響を受けたもので、元々日本にはありません。
また、あんな徳利も円士郎たちの時期には存在していません。
なので、円士郎たちは縁台に片胡座で座り、チロリで運ばれてきた酒を飲んだり、座敷では膳に乗せられた料理を食べながら銚子の酒を飲むという当時の光景にこだわって描いてみました。
恋口には出てきていませんが、峠の茶店やなんかもそうですね。テーブル的なものはまだない時代です。
本当は吉宗の時代もこんな感じなんで、暴れん坊将軍とかにちゃぶ台が出てくるのは時代考証的にはおかしいみたいなんですけどね(A^-^;