導花線の花種
現代感覚と言えば、話題が戻りますが時代物で現代口語を使うメリットとして、

『実際に当時の若者がそんな喋り方をしていたわけではないけれど、どういうニュアンスで会話していたのかを読者がより想像しやすくなる』

ということがあるかなあ、と思っています。

例えば、改まった場では敬語で話して、親しい友達同士では微妙に身分の違いを意識しながらも砕けた口調で喋ったり。
こういうのって、普遍的な部分かなあ、と思っていまして。

例えば秋山隼人が、敬語を使いながらも言い方がマズくて、高津図書を無礼だと怒らせてしまうシーン。
これは普通ならば侍言葉で「それがしが~」とやるべきところですが、現代の若者が会社で上司に叱られる一コマのような現代口調にすると、ニュアンスがよく伝わりますよね。

当時の彼らにとっては、きっとこんな一場面だろうな、という想像をしながら、書いています。


うーん、この辺りを現代感覚で描きつつも、今とは異なる過去の日本の雰囲気を味わえる作品にしたいというのが目標ですが…なかなか厳しいです(A^^;

力不足ですが、精進したいです。


なにぶん、歴史は元々苦手なクセに刀アクションが好きで時代物に手を出してしまったような導花線です。
調べながら調べながらで書いているもので、頑張ってはいても書いている作品の中には時代考証的におかしなところが多々あるかと思います。
そんなワケで発見された方、ゼヒご一報をm(_ _)m
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