導花線の花種
書いてはイケナイお約束?
「恋口の切りかた」は江戸時代中期が舞台です。

そう江戸時代!

戦国時代や幕末と異なり、この時代にはリアルに描くと強烈な破壊力でもって違和感を醸し出してくれるブツが存在しています。


その名は──月代!!(笑)


ゲツダイとかツキシロじゃないです、サカヤキです♪
アレですね。
頭頂部を剃り剃りして髷を結う、あの部分的スキンヘッド、ザ・月代!
時代劇でお馴染みのジャパニーズ素敵ヘアー!

それに対して、剃り剃りしてない髪型は総髪と言います。

総髪でもまあアリか、で済まされる戦国時代や、剃り剃りするのが面倒がられて実際に総髪が増えた幕末ならともかく、江戸時代中期は身嗜みが重視された時代。


そう! 時はまさに月代全盛期!!


設定紹介帖の中で、本当はヒゲを伸ばすのもNGだったと書きましたが、綺麗に剃られた月代は清潔感の象徴で、町人にも広く浸透し、武士ともなればみんな剃り剃りするのが当然という時代なんですねー。

しかァし!

当時の人たちにとってはカッコイイ髪型であっても、現代の我々の感覚では超絶違和感の漂う月代。

登場人物の髪型どうすべ? というのは真っ先に考えたことでして(笑)。

身分の高い結城家のような家ならば当然、みんな剃ってて当たり前なんだけどねえ~♪ っていう。
< 26 / 75 >

この作品をシェア

pagetop