導花線の花種

そもそも、殺人シーンを「グロいだろ～」「グロいだろ～」って見せびらかすように残虐に過激にしつこーく描こうとする表現は、導花線は好きくないです(笑)。

それよりも、むしろあっさりした表現でありながら、それ故に冷徹に非情に描き出す、という手法のほうが真に迫る気が致します。
自分はずっとそういう表現を目指していて、例えばややバイオレンス寄りの、電光石火×一騎当千あたりはそんな書き方をしてるんですが…(舌をポイとか)。

昔友人が、高村薫を指して「この人は一行で人を殺すのが凄い」と言っていましたが、時代小説の表現でもこういうものは多くて、そこに人の死への無情さが感じられる気がします。

また、映像作品になりますと、時代劇の殺陣の描写というのは残虐にではなくて、痛快に表現するのが常で、つまりバイオレンスを描くのが目的ではなくて、主人公の格好良さを描いている！


そんなこんなで、恋口の切りかたでも殺陣のシーンは目的に沿った扱いになっている…ハズです(たぶん)。

んが！
内容だけ列挙して注意マークつけると、こうなるのね…と(^^;)

いやはや、軽く衝撃を受けました。