導花線の花種
……凄かった!!
ってその一言かイ!って感じですが…
いや、本当に見終わった後、凄かったと思った映画でした。
何が凄かったって…
まず、時代考証が凄くしっかりされていて…
大河ドラマでも水戸黄門でも、鬼平でも雷桜でも、江戸時代には、大抵の時代劇ではことごとくスルーされている「あるモノ」があります。
それはズバリ、あの時代の「既婚女性メイク」!!
…ハイ。
以前に恋口でもスルーしている、イメージ破壊威力を持つ江戸時代ファッションに男性の「月代」があると書きましたが…
それに匹敵する既婚女性の江戸時代メイク!
その名は…
お歯黒!!
眉剃り!!
母上様にも奥方様にも新妻様にも、あの時代、眉毛ないです♪
ニコッと笑えば、黒い歯が眩しい(←眩しくない)です♪
世の時代劇からはすっかり忘れ去られたこの既婚女性メイクが、十三人の刺客ではパッチリ再現されてたんですよー!!
って凄いって言っときながら最初に触れるのソコかよ!Σ( ̄□ ̄;
という内容でスミマセン。
いやでも、考えてみるとお歯黒までちゃんと再現して撮ってる時代劇ってホントないなあ、とこの映画を見てしみじみと思いまして(^^;)
そんな細かいところまでこだわって作られている映画でした。