導花線の花種
武家の人間ではない「村娘」の雰囲気にはなっていたかなあ、と思います。

中身は村娘、なのに技術だけ大人の男顔負けの剣の達人。

彼女が持つこのアンバランスさというか問題点は、恋口の物語全体を通してずっと描いていたつもりだったのですが…読者様はちゃんと気づいていて下さっていたようで(*^^*)
物語の最後で向き合わせることができて、やれやれでした。

ちなみに彼女が自分自身の問題点と向き合い、本当の意味で強くなりたいと願うシーンは、当初の予定では全く別のエピソードでして。

これは闇鴉編の元々の構想があんな凝った(笑)陰謀絡みの頭脳戦では全然なくて、普通に剣術バトルになる予定だったことにも関係していて、更に円士郎と留玖の仲がまだ恋仲まで発展していない予定だったことにも関係しているのですが…

ついでなのでここで、本編では描くことがなかったもう一つの恋口のストーリーをちょこっと紹介してみますと…→次頁
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