導花線の花種
ネタバレ注意ってもう書いておるので、遠慮無く行きます♪

アンチテーゼと言うならば、遊水こと伊羽青文こそ、まさに時代劇へのアンチテーゼとして登場させたキャラクターでしたね。
時代劇なのに金髪ハーフという容姿もそうですが…

そう!
悪のお代官様に次いで、時代劇の中で悪者として登場するのが家老、城代家老!!(笑)

これは多くの時代劇において、権力者の立場にある人間ではなく、主人公が力無き弱き民寄りであることも理由だとは思いますが…
あまりに定番化してるのを見るとですね。
天の邪鬼な導花線はこう、それに逆らいたくなると言いますかですね(笑)。

ついでに覆面頭巾の偉い御仁というのも、時代劇の悪役ではお馴染み♪

ということで!!

怜悧冷徹な頭脳派のクセモノで、しかも怪しすぎる覆面頭巾で家族まで謀殺しちゃうような城代家老、超絶美形にして味方で登場させてやろうじゃないか!…と、世の時代劇に挑戦状を叩きつけることに(笑)。

だって、時代劇もたまには民のために尽力する御家老出したっていいじゃないですか!
まあ、青文は一筋縄ではゆかないクセモノですけど。

そして更に。
導花線は、味方っぽい感じで道場して実は敵だったというキャラクターも大好きですが、それよりも好きなのが、「ずっと敵だと思ってたらば実は味方で、主人公たちのピンチを救ってくれるキャラクター」だったりします。
ハ○ーポッターと賢者の○で言えばナントカ先生←こら。

…で、初登場の話で遊水が留玖のピンチを救うシーンなわけです。

それにしても、こんなに人気が出るとは予想外でした(; ̄д ̄)
主人公の円士郎にとっては、かわいそうに(笑)目の上のタンコブみたいな存在がいることとなってしまいましたが、表も裏も身辺は真っ黒という正体が全て明らかになってなお遊水の人気が続いたということは、世の時代劇に対する導花線のこの挑戦は成功したと言えるのかなあ、などと思う今日この頃であります。

ちなみに「青文」という名前は通称で、本編には出てきてませんがもちろん彼にもちゃんと諱が別にあります。
さて、どんな名前なんでしょうね(^^)
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