導花線の花種
当初の予定では、殿様のキャラクターも今とは違ってましてですね。
改訂版の苛酷展開に合わせて、どうしようかと初めから練り直すハメになったのですが…

元々は、生粋の殿様の家系の人物で容姿も男っぽくて、クールでプライドが高く、人付き合いが苦手で口下手で不器用で、なかなか他人に心を開かない口数の少ない人物の予定でした。

そんな殿様が、優しくて屈託のない留玖のことを好きになっちゃって→うまく思いを伝えられずに、権力に物を言わせた実力行使に♪(←コラ)っていう展開を予定してました。

隼人登場のあたりの「馬鹿タカのムサシを殺せと命じていた」という部分も、実は当初の殿様の人物像に合わせていたんです。

今となっては、穏やかで優しい左馬允ですら「もういいから殺しちゃって」と言うほどのおバカなタカだった、という感じになってしまいましたが(^^;)
そこの部分は左馬允の人物像にそぐわないかなあ?……うーん、修正しようかなあ。


元々の殿様のキャラクターについては、また別のキャラクターとして使おうかなと思っていたりします。

無口な人物はセリフが少なくなるので、その分人物描写に力を入れないといけないですが、恋口には出てきていないので書くの面白そうです。
無表情で感情を殺して行動する宗助や、生真面目で実は苛烈な冬馬、斜に構えた隼人、本当は優しいのに残虐で身勝手な人間に歪んでしまった夜叉之助など、タイプの違うクール系人物は色々登場させましたけどね(*^^*)
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