一瞬の幸せと一生の宝物

恋してるのかなと思った。


でも、まだ認めたくなかったんだと思う…


夏休みが終わりまた席替えをした。


河見と離れて背中しか見えなくなった。



離れるとなぜか寂しくて恋してるんだと自分の中で認めた。


そして私は毎日つけていた日記にも河見の名前が出るようになっていた。

考えている暇もなくテストの日がくる。


《テスト返却時……》


いきなり河見が美波の席に来た。


『テスト何点やった?』

「87点★河見は〜?」

『ほんま頭いいな〜
俺80点!』


「変わらんって〜(笑)」


それぐらいの会話にドキドキして好きだとさらに実感した。




……頑張ろう。
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