禁煙する倭ノ宮桔梗と泣き出さない〝たたりもっけ〟
┣┳╋┻╋┳╋┻┫
┣┫
┣╋┫
┣╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
「や、香蘭。どうかね、たたりもっけは」
「泣き止んだものもあれば、まだ泣いておりますものもあります。なにぶん、数が多いゆえ」
「ほぉ、のぉ。また菓子を持ってくのかね」
「はい。お代はまた、この香蘭めが持ちますゆえ」
「んむ、お前さんの給与から天引きしとこうの。ところで香蘭や」
「はい?」
「泣いてはおらんおのこがおったようだが……あれは」
「まだ、生きているのでしょう」
「ほぉ。まだ生きて……やはりの。なんか言うておったかい?」
「はい」
「なんと」
「『足が痛い』と」
「なるほどのぉ」
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋┫
┣╋┫
┣┫
┣╋┫
┣╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
「や、香蘭。どうかね、たたりもっけは」
「泣き止んだものもあれば、まだ泣いておりますものもあります。なにぶん、数が多いゆえ」
「ほぉ、のぉ。また菓子を持ってくのかね」
「はい。お代はまた、この香蘭めが持ちますゆえ」
「んむ、お前さんの給与から天引きしとこうの。ところで香蘭や」
「はい?」
「泣いてはおらんおのこがおったようだが……あれは」
「まだ、生きているのでしょう」
「ほぉ。まだ生きて……やはりの。なんか言うておったかい?」
「はい」
「なんと」
「『足が痛い』と」
「なるほどのぉ」
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋╋╋╋┫
┣╋╋╋┫
┣╋┫
┣┫