桜恋~純な生徒(あたし)と不純な先生(彼)~
「ゆっ結城さくらです」

「結城・・・か」

先生は何か考えているようだった


なんか気まずい感じになる

「ぶつかってすみませんでした。」

軽く会釈してあたしはそういって歩いていこうとした


「あっ」


思わず声をだしてした

しまった・・・

翼のあとをついてきたから

どうやって教室にいくか分からない

もちろん、もう翼の姿はもう見えない


「どうしたんだ?結城さん」

先生が声をかけてくれた


今の状況“迷子”っていう言葉がぴったりのような

なんか迷子って恥ずかしい

そう思うと顔が赤くなっていく

「もしかして迷子?」

あたしは小さくうなずいた


あぁ・・・顔から火が出そう



< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop