sir.happiness
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会社のオフィスで、ぼくはその掲示板を見たとき、おそらく言葉を失っていただろう。
『驚く』といった言葉が最適だったかもしれない。
でも失望ではない、何か徐々に込み上げるものがあって、それを精一杯に押さえ込む事に必死だったのかもしれない。
ただの屍みたいに、生気のなくなったぼくの目の前には、はっきりと機械的な文字が印刷された紙があり、そこには『辞職者』と書かれていた。
仕事を辞めるなんて一言もいっていないし、言われてもいない。
急すぎて、わけがわからなかった。
何も見えなくなる。
リストラ?会社?・・・へぇ。
という、そんな態度へとやがて切り替わる。