晴れのちキミとわたし
「えっ?」
「わたし、紗綾のこと疑っちゃって…。“いつも紗綾の味方だよ”なんて言っておいて最低だよね」
そんなっ、最低だなんて…。
千晴のその言葉にとても救われたんだよ。
弱い私の光はいつも千晴で、確かに信じてもらえなかった時は傷ついたけど、
でも千晴が自分を責める必要なんてないよ。
だって、どんな時でも最後には私を信じてくれるって信じてるから。
「…っつ」
溢れる想いが紗綾の胸をいっぱいにした。
喉が焼けるように熱くなり、言葉が出てこなかった。