愛しています、今も。
あの日ものぼった。君が来るのを待ちながら。体育館の屋根を私は見つめていた。
君が息切れで私の名前を呼んだ。2人っきりの空間。幸せだった。5階のあの角で私と君が喋ったんだ…と一人呟く。屋上へ続く階段も2人でのぼったなぁ。誰にも邪魔されない2人だけの場所だった。
学校中どこへいても君がいる。
放課後自転車置き場へ自転車を取りにいった。ぎゅうぎゅう詰めに止まった私のオレンジ色の自転車を出した。
門を出たら初めて君に会った日に君のアドレスをきいた事をを思い出した。あの時聞かなきゃよかったね。君の事知らなきゃよかったんだよね。でも好きでいたいの。