愛しています、今も。

二人の唇が触れ合う時、暖かかった。柔らかかった。舌を絡ませた時も、心臓が飛び出しそうなくらいにドキドキした。夢なんかじゃないんだ。君との時間も記憶もみんな本当だったんだね。君の声も「愛してるよ」って言葉も嘘じゃなかったんだ。どこで君と私が離れなくてはいけなくなったのだろう…。愛し合っていたのに。

文章にしたらすごく長い長い文章になるだろうね。白い神が黒に染まるくらい。言葉にしたら、どれだけの言葉を使うのだろうね。でもね言葉じゃ足りないよ。きっと。

「好き」「大好き」や「愛してる」を何回、何十回、何百回…何千回言っても言っても足りないよ。

だからねまた前みたいにぎゅって抱きしめて。何も言わずにぎゅって抱きしめてくれるだけでいいから…。それだけで幸せだから。

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