愛しています、今も。

君と図書室

最近私は図書室へよく行くの。それも金曜日に限ってよく行く。君の当番である金曜日に。わざと。ううん。会いたいから。でも本当は会いたくない。この微妙な境界線で私は図書室へと向かう。
いつも君より早くつく。君と目が合わないようにソファーへ腰をかけ本を読んだり、喋ってるだけだけど。君と目が合いそうになるとそらす。

お互いそんなのだから、なんだか私はちょっと寂しくなる。
今日は金曜日。お昼を早く済ませて、一人図書室へ向かう。まだ来てなかった。いつも私の方が早く着いちゃうな。
ぼーっとしてたら君が入ってきた。