愛しています、今も。

今日は珍しく、私の座ってるソファーの前にあるストーブの周りで君は友達と喋っていた。こっちを向きながら……。
私はこわくてそっちが向けなかった。きっときっとまた目をそらされるから。胸が苦しかった。締め付けられるくらいに苦しかった。泣き出しそうだった。君は気づいてないんだよね…。私の気持ちに。

予鈴が図書室に響いた。
いつも来なきゃよかったな、なんて思いながら私は教室へ戻っていく。

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