向日葵に恋をする。


夏休みは長いんだから、
今日はもう寝てれば?
と言われたのでお言葉に甘えて俺は今天井を眺めている。
確かに疲れているはずなのだが、
今ひとつ、
寝れる気がしない。
単に目が冴えているだけなのだが。
することがないと時間ってこんなにも遅く感じられるんだと軽く感動。

外から蝉の鳴き声が聴こえる。
うっとうしいはずなんだけど、
何故だろうか。
心地よく感じられる。

外に出ようかとも思ったが、
別に今出る必要もないだろうと思い、
目を閉じた。


羊でも数えていよう。


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