・゚+Symphony+゚・
「分かんないもぉーん!音弥ぁ、お願いします、このとーりっ。」
顔の前で手を合わせて必死に頼む私を見て音弥は、
「仕方ないな」と言いながら分かりやすく教えてくれた。
「ほぁー!?なるほどねっ!ありがとぉ音弥。」
「ったく、今度なんかおごれよな!」
無邪気で子供みたいに笑う音弥。
っ…その笑顔は反則…!
「ふふふ♪いやぁ、ただでさえ夏だから暑いのに、お二人さんはさらにお熱いですねぇ。」
音弥の後ろで柊太が冷やかしてきた。