さ く ら~君に会う日まで~
『side大吾』
麻裕…助かってくれ…
俺は、麻裕無しで赤ちゃんなんて育てられない。
ましてや、生きていけるかも分からない…。
なぁ…俺より先に、いかないでくれ…。
麻裕…
「オギャア オギャア」
!!??
産まれた…?
「中庭さんっ!元気な赤ちゃんが三人も!」
えっ?
「双子じゃ…無いんですか…?」
「えっ?もとから三つ子の予定でしたけど…。」
「だって、麻裕は…」
「あっ、麻裕さん…。後一時間ぐらいは生きれると思います。」
「本当ですかっ!?」
「ハイ。行ってさしあげたら どうでしょう?」
「ハイ!ありがとうございますっ!」
俺は、麻裕のもとへ向かった。