さ く ら~君に会う日まで~
「大丈夫!さくらと帰りたいだけだし」
「あっ…うん。そっか。……ありがとぅ」
皆は「いいよ、いいよ」って言ってたけど…
さくらは何か嫌な理由があるんじゃナイか?
そして、次の横断歩道…
なぜか俺とさくらは後ろのほうにいた。
ヤバい…赤になりそうだ
「さくら!走るぞ!このままじゃ事故る」
そう言った俺にさくらは
「もう良いよ。さくら、ここで、いなくなるよ。大丈夫。大吾は、さくらがいなくても、やっていけるよ。笑って。生きて。お願い…。私、行かなきゃ。バイバイ…大吾。好きだったよ…」
そう言うとさくらは立ち止まった。
横断歩道の真ん中で…。
キキーッッ!
次の瞬間…。
さくらは…俺達の前から亡くなった…。