さ く ら~君に会う日まで~


私は家に帰り、思う存分泣いた。


一晩中泣いたので、目が腫れ上がってしまった。



―…チュンチュン



…あ…さ?


朝か…


もぅ隆優は…


また泣きそうになった。


「麻裕!麻裕!大変よ!ちょっと来て!」


私は気分を晴らすためにお母さんの元へ行った。


「隆優くんって…どこへ行ったの?」


「え?隆優…はアメリカだよ…」


うぅ…また泣きそうになる。


でも泣かない。


「…………これ、見てみなさい。」


お母さんはニュースを見ていた…


ニュース……


嫌な予感が頭をよぎった


「まさか!!」


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