さ く ら~君に会う日まで~



なんで…私は…


隆優の葬式にいるの?


いや…いやだよ…


ねぇ隆優…。


「お母さん…私帰るね。隆優…また来るからね…」


そう言うと、そっと


隆優の唇にキスした。


―…冷たいな…


私は、走って、隆優の家へ行った。


お金を持っていない私は家へ帰った方が、はやかったのに、隆優の家へ向かった。


約50分ぐらいしたら、隆優の家に着いた。


私はそのまま隆優の部屋へ入った。


隆優…


私は、隆優の机に座り、隆優へ手紙を書いた。


届かないと知っていながら…それでも書いた。


そして、郵便ポストの中に入れ、自分の家へ帰った。


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