さ く ら~君に会う日まで~
「麻裕…」
「もう良いよ…行こっ!啅未くん」
「えっ?あっ、あぁ…」
待ってくれ…
麻裕…
―…ペタンッ
俺は気力を無くし、そのまま道路に座り込んでしまった。
なんで…?
川崎は俺と摩菜未さんの写真を見せた…。
ってことは摩菜未さんもグルだった…
ってことだよな…?
俺は…騙された…。
川崎兄弟に…
騙されたせいで、俺は…
麻裕と別れるのだろうか
最悪だ…。
今日は帰ろう…。
くるっと後ろを向くと今見たくナイ顔があった。
「大吾くん…」
「摩菜未さん…」