さ く ら~君に会う日まで~
それからしばらく歩き続けた…。
ってか歩くペース速すぎだよ…。
足、痛いんですけど…!
「……どこ行くの?」
「大丈夫、学校内だからさ!」
いや…学校内でもさ…
私、まだ一年生だよ?
行ったことナイ場所なんて、いっぱいあるよ…。
でも啅未くん…。悪い人じゃないよね?
信じて大丈夫だよね?
「……着いた。」
「ここに……来たかったのぉ?」
声が震える…。
ここは、男女が集まり、アレをすることで有名な場所だっからだ。
―…体育倉庫?
「啅未くん?嘘だよね?違うよね!?」
お願い…違うと言って?
「…………ゴメン。」
………う…そ…。
私は啅未くんに手を引っ張られ、体育倉庫の中に連れて行かれた。
―…大吾ぉ。