名前違いのキミへ

横を見ると、石崎くんも見事(?)当選を果たしていた。

「学級委員決定したな。じゃあ、始業式はこれで解散だ。」
はぁ…。

学級委員になっちゃった…。

しかも、意味不明の石崎くんと…。

帰ろうとしたその時、

「おい、相川!」

石崎くんが来た。

「メアド教えてくれよ。
委員会の都合上、メアド知ってた方がいいだろ?」

確かに…。

私は石崎くんとメアドを交換した。

「千歳~、アンタもう石崎と仲良くなったわけ?

ズルい~!」

「そっ…そんなんじゃないってば!!

ただ委員会が同じだけだよ…!」

「ホント~?」

なっ…何よ!みんなして!

「ホントに何でもないから…!!」

私は急いで家に帰った。
< 5 / 29 >

この作品をシェア

pagetop