名前違いのキミへ
横を見ると、石崎くんも見事(?)当選を果たしていた。
「学級委員決定したな。じゃあ、始業式はこれで解散だ。」
はぁ…。
学級委員になっちゃった…。
しかも、意味不明の石崎くんと…。
帰ろうとしたその時、
「おい、相川!」
石崎くんが来た。
「メアド教えてくれよ。
委員会の都合上、メアド知ってた方がいいだろ?」
確かに…。
私は石崎くんとメアドを交換した。
「千歳~、アンタもう石崎と仲良くなったわけ?
ズルい~!」
「そっ…そんなんじゃないってば!!
ただ委員会が同じだけだよ…!」
「ホント~?」
なっ…何よ!みんなして!
「ホントに何でもないから…!!」
私は急いで家に帰った。