吸血鬼の玩具

「美希ごめんな」

お父さんがあやまっている。

「いいのよ。それにお父さんのせいじゃないわ」
「でも〜「もう気にしないで」

「う゛っ…う゛っ」
お母さんが泣き崩れている。
「お母さん泣かないで、私なら大丈夫だから!」
私は笑って見せた。

泣き崩れているお母さんの肩をお父さんが抱く。

「最後は笑って見送って頂戴、ねっ!」

3人で顔を見合わせて笑った。


ボーン
ボーン ボーン
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