ガラスのタンポポ
近くの商店街の縁日が開かれる今日、今年の夏の最高気温を記録した。
柄にもなく着る服に悩んだけど、結局いつものジーパンとTシャツ。
奏来は今頃、浴衣と格闘中かな。
夕方になるのを待ち、奏来の家まで迎えに行った。
この時間になっても、まだ蒸し暑い。
一一一ピンポーン
チャイムを鳴らすけど、なかなか誰も出て来ない。
二度目のチャイムを鳴らそうとボタンに手を近づけると、やっとドアが開いた。
「奏来、迎えに来たっ。てか、すげーかわいいじゃん♪」
長い髪を結い化粧して、黒地にピンクの小花が散って襟や裾にレースのついた今時の浴衣を着た奏来は、いつもより大人びて見えた。
柄にもなく着る服に悩んだけど、結局いつものジーパンとTシャツ。
奏来は今頃、浴衣と格闘中かな。
夕方になるのを待ち、奏来の家まで迎えに行った。
この時間になっても、まだ蒸し暑い。
一一一ピンポーン
チャイムを鳴らすけど、なかなか誰も出て来ない。
二度目のチャイムを鳴らそうとボタンに手を近づけると、やっとドアが開いた。
「奏来、迎えに来たっ。てか、すげーかわいいじゃん♪」
長い髪を結い化粧して、黒地にピンクの小花が散って襟や裾にレースのついた今時の浴衣を着た奏来は、いつもより大人びて見えた。