ガラスのタンポポ
希望を失いかけた12月の寒い日。
久しぶりに鳴ったケータイに飛びつくと、着信は兄貴からだった。
『翔、おばさんから連絡があった。今から家に帰るから、奏来ん家へ行こう。俺が帰るまで、待てよ』
奏来に会える。
やっとあの笑顔に会える…!
仕事を切り上げてきた兄貴と、不安と期待の入り混じった気持ちを抱えながら奏来ん家へ向かった。
「奏来…!」
「いらっしゃい、聖ちゃん、翔ちゃん」
出迎えてくれたのは、おばさんだった。
「奏来ならベランダよ。公園を眺めていたいんですって」
家に上がり込み、すぐにベランダへ向かった。
久しぶりに鳴ったケータイに飛びつくと、着信は兄貴からだった。
『翔、おばさんから連絡があった。今から家に帰るから、奏来ん家へ行こう。俺が帰るまで、待てよ』
奏来に会える。
やっとあの笑顔に会える…!
仕事を切り上げてきた兄貴と、不安と期待の入り混じった気持ちを抱えながら奏来ん家へ向かった。
「奏来…!」
「いらっしゃい、聖ちゃん、翔ちゃん」
出迎えてくれたのは、おばさんだった。
「奏来ならベランダよ。公園を眺めていたいんですって」
家に上がり込み、すぐにベランダへ向かった。