ガラスのタンポポ
「翔ちゃん、写真撮ってくれる?」
奏来に言われて、海をバックにオトばあをおぶる兄貴を撮った。
それから奏来と2人で貝殻拾って。
車椅子に戻ったオトばあは兄貴の手を離さなくて。
あぁ、来て良かったんだな。
オレも来て良かったんだな、と思う。
だってキラキラしてる奏来を見られる。
オトばあが喜ぶ姿を見て笑う奏来は。
やっぱり愛しくて、誰より愛しくて。
兄貴も同じように心を満たしているのだろうか。
波打ち際ではしゃぐ奏来を眩しそうに見つめていた。
奏来に言われて、海をバックにオトばあをおぶる兄貴を撮った。
それから奏来と2人で貝殻拾って。
車椅子に戻ったオトばあは兄貴の手を離さなくて。
あぁ、来て良かったんだな。
オレも来て良かったんだな、と思う。
だってキラキラしてる奏来を見られる。
オトばあが喜ぶ姿を見て笑う奏来は。
やっぱり愛しくて、誰より愛しくて。
兄貴も同じように心を満たしているのだろうか。
波打ち際ではしゃぐ奏来を眩しそうに見つめていた。