黒紅花
悲しい現実と共に

一気に、心が凍りつく・・・

私はひさぎの口づけを避け
貴方から、一方的に距離を
取った。

「むり・・・
 
 やっぱり、無理なの
 ごめんなさい」

「何が無理なの?
 
 一緒に過ごすこと
 それとも、キス?」

私の腕に触れた、貴方の手
が放れた。

「ひさぎ、ごめん
 
 ごめんね」

私から顔を逸らす、ひさぎ

私が、口づけを逸らした時
の貴方の気持ちが分かる。

悲しい気持ち・・・
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