黒紅花
私は、これでも
お嬢さま育ち。
親が作った籠の中で
何の不自由もなく
育てられた。

月日は経ち
そんな娘も恋を知る。

初めて好きになった人は
二つ上の高校の先輩で
学校イチ、秀才だった。

でも、やる事は
馬鹿な男も秀才も
何も代わらない。

可愛いなぁと思った
女の子を食べて
欲求を満たし、満足する

そこに愛はあったのか?

ただの性の、はけ口
なのか?

愛だと信じた私は
無知だった。
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