黒紅花
「そうよ

 自信持って」

「うん」

いつの間にか、逆転。

私の方が、なぎに励まされ
勇気を貰っていた。

ひさぎ・・

貴方には、私が必要なのだと
そう思ったのに

必要とされたのは、私では
なかったね。

家族の住む、暖かな一軒家。

そんな雰囲気をかもしだす
建物の前。

一人の女性が立ってる。

傍には、バイク・・・

「何してるの?
 
 何しに来たの?
 
 ここはアンタの
 来るところじゃない」
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