黒紅花
ひさぎの顔が、苦痛に歪む。
ひさぎの瞳、冷たい瞳。
「ひさぎ?」
「俺も、18
いつの間にか全てを捨てても
生きていける年齢になってた
訳で
こんな年まで親でもない人間
に育ててもらってたことの方
がおかしいぐらい・・・
そう、妹を代償に、俺は何も
知らずヌクヌクと・・・」
「ひさぎ
そんな言い方・・・」
「ほんとのことだろう?」
貴方の冷めた瞳、悲しい瞳が
この私に突き刺さる。
「俺は昨日、ナギに
『お前は、もう俺の妹でも
何でもない』
そう言ったけどナギがアイツ
と、どうこうなってくれた
おかげで、アイツは俺達に
・・・
俺に優しくしてくれた
ナギのおかげで俺は今まで
生きてきたのかと思うと
ほんと、情ねえ話」
「やめなよ
そんな風に言うの・・・
男性の気持ちは、私には
わからないけど、ナギの
気持ちなら、私知ってる
ナギは真剣に、その人の
事が好きなんだよ
何かの代償だなんて・・・
そんな言い方はやめて」
ひさぎの瞳、冷たい瞳。
「ひさぎ?」
「俺も、18
いつの間にか全てを捨てても
生きていける年齢になってた
訳で
こんな年まで親でもない人間
に育ててもらってたことの方
がおかしいぐらい・・・
そう、妹を代償に、俺は何も
知らずヌクヌクと・・・」
「ひさぎ
そんな言い方・・・」
「ほんとのことだろう?」
貴方の冷めた瞳、悲しい瞳が
この私に突き刺さる。
「俺は昨日、ナギに
『お前は、もう俺の妹でも
何でもない』
そう言ったけどナギがアイツ
と、どうこうなってくれた
おかげで、アイツは俺達に
・・・
俺に優しくしてくれた
ナギのおかげで俺は今まで
生きてきたのかと思うと
ほんと、情ねえ話」
「やめなよ
そんな風に言うの・・・
男性の気持ちは、私には
わからないけど、ナギの
気持ちなら、私知ってる
ナギは真剣に、その人の
事が好きなんだよ
何かの代償だなんて・・・
そんな言い方はやめて」